カトー

ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界からのカトーのレビュー・感想・評価

1.8
ジョン・ウィックのスピンオフ。コンチネンタル・ホテルのゲストの人間模様とか歴史を紐解くドラマかと思って観たらウィンストンの成り上がりドラマだった。

約1時間30分x3話なのでたっぷりボリュームなのはいいのだけど、終始画面が真っ暗だしキャラ多い割にいまいち印象薄いし何よりアクションがカメラ近すぎ+シェイキーカムで見づらくて最悪。ストーリーもダラダラやってて退屈で早送りしたくなったくらい。

ウィンストンも本家のウィンストンとは性格的にも身長的にも違いすぎて同一人物とは思えず。年齢差で納得できないくらいスピリットを再現できてない気がした。まあ本家のイアン・マクシェーンのインパクトが強すぎるせいでもあるけど。

あとウィンストンが"guns, lots of guns"とは言わないでしょって思った。あれは『マトリックス』でネオを演じたキアヌが言うからメタ的でわかる人だけがニヤッとするセリフなわけで、別のキャラが言ったところで何の意味もなさないのよ。特にあのセリフが後々の展開に繋がるわけでもないし。ウィンストンが支配人になる顛末も雑で、無理やり畳んだ感がすごい。あんなんでいいの?って... お洒落じゃないねぇ。

てことで、本家との世界観の繋がりを感じられなかったのが残念なドラマだった。良かったのは電話BOXファイトくらいで、全体的には大いに不満の残るスピンオフ。『バレリーナ』は頼むぜ。
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