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ミステリと言う勿れ 特別編のなおのレビュー・感想・評価

ミステリと言う勿れ 特別編(2023年製作のドラマ)
3.0
劇場版「ミステリと言う勿れ」鑑賞への機運を高めるための特別ドラマ。
フジテレビではおなじみの宣伝手法ですな。

ゲスト俳優として、久能に負けず劣らずの変人、そして頭脳明晰っぷりを見せる大学生・相良レンを志尊淳が演じた。

✏️謎解きゲーム
2時間枠の特別ドラマ!
いやぁ~、気合い入ってるなぁ~…と思ったら、前半1時間はまさかのドラマ版第1話をほぼそのまま放送。

その第1話のシーン途中に相良が登場する新たなカットが挟まってくるので、第1話で久能が事件に巻き込まれている最中、実はまた別な出来事にも巻き込まれていた…?的なドラマをやるのかと思いきや全くそんなことはなく。

第1話の事件をおさらいした後は何事もなかったかのように新パートがスタート。
ひょんなことで出会いを果たした久能と相良は、何をやらされるのか事前に知らされない日給1万円の怪しいバイトに応募することになる。

まず仮にも「特別編」を銘打っているこの放送時間内に、「過去放送した第1話をほぼフル尺で流す」という流れは必要だったのだろうか?

ドラマ版が地上波で放送されたのは今からおよそ1年半前の2022年1月~3月で、中にはおさらいしてくれて助かった!という方もいるかもしれないが、だったら1話だけでなく最終話までをダイジェストでやってくれた方が親切な気もする。

それに、このドラマを過去にきちんと見た方なら久能のあの強烈なキャラクターや人間性を忘れる可能性はほぼ皆無だろう。

「真の特別編」である、ある洋館を舞台にした謎解きゲームも、
「大金持ち一家の遺産相続」という濃いめのテーマを取り扱う劇場版の宣伝ドラマとしては今一つパンチに欠けるエピソード。

相良こと志尊くんがほぼ主人公と言っていい作りで、久能のあの犯人や真実を追及するときの独特の語り口調を堪能できなかったのは残念。

☑️まとめ
あどけない少女のように笑う篠原涼子はかなり目の保養になったが、劇場版の宣伝ドラマとしてはかなりビミョーな出来。

まあ、それとは別で劇場版は見に行くんですけれどね…

<作品スコア>
😂笑 い:★★★☆☆
😲驚 き:★★★☆☆
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★☆☆
🏃‍♂️テンポ:★★★☆☆
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