女性のスーパーパワーを描く韓国痛快アクションコメディです。
とにかく表現が極端で、最初の数話の楽しさは最高です。
モンゴルから韓国ドラマに憧れて韓国にやってきたカン・ナムスンを主人公に、祖母、母、娘の三代に渡るスーパーパワー一家の活躍が描かれます。
荒唐無稽といえば荒唐無稽ですが、主人公の義理人情や人助けが純粋で、非常に気持ちの良い作品です。
女性は力持ちなのに、息子たちは力がないどころではない無気力極まりない姿も笑いを誘います。
そんな設定の極端な面白さが魅力です。
ただ中盤以降、物語はダークになり、スーパーパワーだけではないスリラー的になってくると、最初の展開が好きだっただけに、トーンは下がってしまいます。
伏線の回収は見事ですが、『ヒップタッチの女王』と同じように前半と後半の違いには好みが分かれそうですね。
