このレビューはネタバレを含みます
日常あるよく光景を可視化し淡々と流れるように喋る人が変わっていく、視聴者だけが真実を知ってる高みの見物をしているような不思議な感覚。
音声がウソで映像が真実…聴覚と視覚が乖離する今まで味わったことのないドラマ。
誰でも経験した事のあるような雑談の中でのとっさの嘘、リアルな生活を嘘で彩る様子は人間味があり、やはり人間は見栄を張る生き物なんだね。
一瞬の躊躇いとか気まずさとか背徳感を含む快感とか虚しさの表情が絶妙で自然。
オチに流れるトルコ軍楽を彷彿とさせる劇伴も個性的。