その事件は、武装集団「獣 (けもの)」が神奈川県初の国際空港を占拠する1か月前に起こった! 権力者の嘘によって姉･百花の命を奪われ、心に深い傷を負った新見大河 (ジェシー)。彼は逃走中の北見議員に関する新情報を求め、鬼が起こした病院占拠事件後に廃墟となった「界星堂病院」に潜入していた。しかし院内で突然、何者かに襲撃され意識を失ってしまう。目覚めると…医師の鷲尾徹 (岡本篤) と和久田花穂 (朝倉あき)、看護師の渡会茜 (木越明)、そして、病院占拠事件で人質となった医師･若狭昇 (稲葉友) と共に、鎖で片足をつながれ監禁されていた! 恐怖で冷静さを失う彼らに、犯人は制限時間内に奇妙な“なぞなぞ”を解くよう強制してくる。迫りくる爆弾のタイムリミット…! 果たして、監禁犯の目的とは…!?

顔の見えない監禁犯が出題してくる不気味な“なぞなぞ”。その答えは、半年前に起こったある通り魔事件になぞらえたものだった。監禁犯の目的は、そんな凄惨な通り魔事件で殺人鬼を操った真犯人を炙り出すこと。大河 (ジェシー) は、監禁されている鷲尾 (岡本篤)、和久田 (朝倉あき)、渡会 (木越明) 若狭 (稲葉友) の中に、真犯人がいると彼らを問い詰める。通り魔の最初の被害者となった貫井マチカ (森川由樹) は4人の同僚で、全員が殺害動機を抱えていた。パニックの中で疑心暗鬼となっていく容疑者4人。しかし、無情にも死のタイムリミットが刻々と近づいてくる…。そんな中、大河は監禁された霊安室の中から、通り魔事件に関する警察の捜査資料を発見する。そこには、殺人鬼の当日の詳細な行動が記されていた…。