なお

エージェント・オブ・シールド シーズン5のなおのレビュー・感想・評価

4.2
アベンジャーズの活躍をサポートした影の功労者、S.H.I.E.L.D(シールド)の知られざる戦いを描くドラマのシーズン5。

✏️Don't touch this
シールド活躍の舞台はついに宇宙…いや、未来へ…!?

シーズン5は、前半(1話~9話)と後半(10話~22話)で全く別のシーズンといっていいくらい雰囲気や話の内容がガラリと変わる。

前半は完全逆境からのスタート。
コールソンたちがタイムスリップした「現在」から90年後の未来では、地球人がこれまでのシーズンでも度々登場してきた最強の戦闘種族・クリーたちに虐げられているという残酷な現実が待ち受けていた。

状況把握と戦力を整えることで精一杯のはずだが、幾度の難局を潜り抜けてきた知恵と機転を活かしこの苦境を打破していく様は痛快。

後半は、その「最悪の未来」を乗り越えた後のお話。
自分たちが見た「最悪の未来」をどうするか。

「未来は変えられない」
「未来は変えることができる」
と、同じチームの中でも派閥が二つに分かれてしまい、仲間割れが絶えない状況が続く。

また、シールドの前に因縁の相手・ヒドラがまたも影を落とし、未来から戻ってきた矢先にまたしても逆境。
もはやこのドラマのカギを握るアイテムといって差し支えない物質・グラヴィトニウムを巡る争いも勃発し、物語はさらにカオスを極める。

最後に登場する「まさかの敵」を前にシールドが下した選択とは…
後半も目が離せない展開が目白押し。

唯一シーズン5の短所を挙げるとするならば、物語の舞台のほとんどが「宇宙船の内部」だったり「基地内部」だったりするため、「誰がどこにいるのか」パッと判別しづらいこと。
メカメカしい無機質な背景が多数を占めるため、視覚的な面白さも少ないのは残念。

☑️まとめ
クリーやグラヴィトニウム、そしてヒドラと、この「エージェント・オブ・シールド」というドラマ作品に欠かすことのできない要素が総登場した感のあるシーズン。

また物語には直接絡まないが、サノスが地球を狙っている~といった旨の発言もあったりするので、ドラマのこれまでの出来事やMCUの時系列を覚えておくとより楽しめる内容かもしれない。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆
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