オレオレ

私立探偵ストライクのオレオレのレビュー・感想・評価

私立探偵ストライク(2017年製作のドラマ)
3.5
出張先ホテル、バックグラウンドミュージックがわりにつけてたTVでやってたのが、意外に面白かったので本気で見てみる。硬派でなかなか良い。

色気があるような無いようなトム・バーク演じるコーモロンは退役軍人転じて私立探偵。戦争で左足の膝から下を失っているので走れないうえにクルマの運転ができないという機動力のない探偵だが、頭がキレる。
テンプで雇ったロビンを探偵助手に格上げ、二人で殺人事件を解決していく。

コーモロンの有名な両親や未練がましい婚約者、ロビンの過去(S2)、ロビンの魅力ゼロなBFなどが平行して語られるので事件以外の展開も気になる。
というか、事件は登場人物が多いのに2、3話で解決させるスピードだから頭がこんがらがる。刑事ドラマでよくある、ホワイトボードに関係者の写真と相関図、っていう親切心ゼロなので、誰だっけ?が頻繁。
でも、わざとらしいセリフで説明される不自然さもないのでいいかな。
ちょっとコーモロンがひとりでピンと来すぎだけど。

ところでT. バーク、今後大ブレイクするんでしょうか。イギリスでドラマもたくさん、映画もちょこちょこ出てるみたいだけど。見かけて挫折した、T. スウィントンとやった映画、「スーベニア」をもっかい挑戦するかなあ。
H. スタイルズや若い日のH. グラントのような絵に描いたハンサムではないのが魅力かも。美形じゃないけど魅力的、昔のハリソン・フォード路線だろうか。
マッドマックスのスピンオフ、「フュリオサ」に出るみたいだけど、アクションもやるのね…。砂漠よりロンドン裏町の方が似合いそうですが。

ところで、なんでハリポタおばさん(J. K. ローリング)がプロデューサーなん?と思ったら、彼女が別名義で書いた小説が原作だそうな。魔法学校には興味ゼロ以下ですが、こっちの原作は読んでみようかなあ。