最初二話で、すべての登場人物の胸糞悪さに断念しそうになるが、その後は怖いもの見たさというかguilty pleasure というか、「Succession沼」にはまってしまった。噂に違わず、誰も応援したくない一家。
FoxニュースやNYポストを持つルパート･マードック家を元にしてるとかしてないとかいうロイ一家。初っ端から倒れた高齢ワンマン親父を継ぐのは、4人の子供のうち誰か…というのがストーリーラインで、いわゆる骨肉の争いを見せられる。
後妻、子供、そのパートナー、幹部などが入り乱れての騙し合い蹴落とし合いで、親子間だろうが社内だろうがFワードの連発。あんな会社、すぐ従業員からパワハラで訴えられそうなんだが…
スーツ着て会社に来てるんだが何をしてるのか分からないヤツらばっかで(特に三男と長女のダンナ)、その現実感のなさが見るの止めようとなった原因なんだが、企業ドラマではなく大河ドラマだと思って見始めたらハマっていった。「殿様」が爺さんなだけで、これ、「NHK鎌倉殿」じゃん！
お人好しグレッグが、シーズン1でかけた「保険」をどう使うかが楽しみ。
