磨かれたダイヤモンドの容姿を持つ、南條麗香(観月ありさ)26歳。女は美しい顔と磨き上げられた体。それがすべてだと思い育ってきた。語学勉強という名目で、オーストラリア・シドニーの大学に留学しているが、エステやネイルサロンに通い“女”を磨く毎日である。 ある日のこと、麗香はトラブルに巻き込まれて困ってるところを助けてくれた弁護士・夏目慎一郎(谷原章介)と恋に落ち、結婚の約束をする。だか、それから数か月、仕事のため先に帰国していた慎一郎が迎えにきてくれるのを待っていた麗香のもとに「結婚できなくなった」と慎一郎から一方的な婚約破棄の電話が入った。会って事情を聞きたいと麗香は即刻日本に帰るが、麗香を待っていたのはすでに住居を変えてしまっていた慎一郎に、父の会社倒産という厳しい現実。それでも何とか慎一郎に会いたいと、麗香は慎一郎の働く大手の法律事務所に潜入するが、そこには粗野で人遣いの荒い、麗香の理想とはほど遠い男・鍋島耕介(岸谷五朗)が待ち受けていた。
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