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ドーソンズ・クリーク 1st シーズンのshunのレビュー・感想・評価

4.5
「ドーソンズ・クリーク」シーズン1全13話観終わった。

1998年から2003年まで放送された、アメリカ東部の架空の田舎町・ケープサイドを舞台とした青春ドラマ

「ビバリーヒルズ青春白書」とならんで今日のアメリカ青春ドラマの先駆けとされている

ミシェル・ウィリアムズが出ているということでずっと観たかったのですが日本ではDVD化されておらず配信サービスにも存在しないとwikiにあります。
そんな時にフィルマークスのレビューを見ていたらネットフリックスの言語設定を英語にすると視聴可能になる幻の作品であることが分かったのでもう早速観てみました。 

自分は生まれてもいないのに90年代の音楽や画質、田舎町の風景など全てがノスタルジックに感じられる。
オープニングを見てると主演の四人の若かった頃と青春が当時のアメリカと共に時が止まっているみたい。撮影楽しかっただろうなあ
20年以上も前の作品が今も世界中で親しまれてるってやっぱり凄いことですね
ちなみにオープニングの歌"Run Like Mad"は元々イギリスでのシーズン1のオープニングだったけどアメリカやシーズン2以降では変わってしまったらしいですね。そちらは権利の問題で使えなくてこの曲になってるらしい。でも話の内容にも合ってるしすぐ好きになった

ミシェル・ウィリアムズ目的で観たので若いときの彼女が見れて本当に嬉しい。特に泣く演技の声の震え方とか今と変わらなくてびっくりした。
そしてケイティ・ホームズがめちゃくちゃかわいい。今まで名前は聞いたことあってもそんなに出演作品観たことなかったんだけど、笑うときとかに右の口角が上がるのがすごい好き。
いっつも小川の向こうからボートでやって来て梯子を登って窓から入ってくるジョーイ。今までの心地よかったはずの関係が壊れてしまうのが怖くて自分の気持ちを正直に言えない苦しみの表現がすごい上手だった。

ドーソン、ペイシー含め15才の四人のそれぞれの、思春期だからこそ生まれる悩み事とかもどかしさ。どんどん先が気になってしまう展開でした。
ドーソンが映画監督になりたいということで色々映画の題名とか出てきててメモしたのでいつか全部観てみたい。

舞台が田舎町というのもいいですね。視聴者には到底手の届かない都会のセレブ高校生のドラマもいいけど、等身大に描かれた登場人物の誰もが一度は経験する感情が田舎のこじんまりとした美しい自然と一緒に描かれる。

脇役も魅力的なキャラが多いけど丁度いい具合に四人の邪魔をしないから見やすい。 
個人的にはジョーイのお姉さんカップルとアビーが好き。
あと「ワンス、、」でピノキオ役やってたアイオン・ベイリーが2エピソードだけジェンの元カレで出てて驚いた

シーズン1はまだまだこれからの所で終わったので早くもシーズン2突入しよっかな
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