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照柿
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『照柿』に投稿された感想・評価

すごかった
田中裕子が
サンダル履いた白いふくらはぎが
原作既読。
1995年放送時にも見たような気もしないでもない………けど原作もかなり昔なので見事に綺麗さっぱり忘れてました。

今回は純粋に一作品として先入観なく観られてよかった。
脚本は今では大御所井上由美子です。
話は刑事の合田雄一郎(三浦友和)と、互いに子供の頃を知る幼馴染の野田達夫(野口五郎)と、人妻でありながら達夫と情を重ねる女佐藤美保子(田中裕子)の簡単に言えば三角関係の話。

全体的に静かで暗い物語ですが、キービジュアルの溶鉱炉と〝照柿〟の赤い色味が画に表されています。物語の中心にいる美保子の湿った感じの妖艶さも全編に渡って纏わりつきます。
加えて合田が自室でかけるレコード………これが「Kyrie(キリエ)」(キリスト教で〝憐れみの讃歌〟と言われる式文であり聖歌)なので重厚感が凄い。合田の複雑に重なる想いとKyrieの男性の重なり合う合唱が恐ろしいほど合っているのです。(今回使われているのは「Missa Corsica in Monticello / Ens a Cumpagnia、Nicole Casalonga(Org)の第1曲Kyrie」と思われます)
エンディング曲「Nerve Net」Brian Eno
も良かった〜!ここでエレクトロニックとかニクイ!

合田は自分が追う事件を解決させようと動くも、とある事件現場で出会った美保子に心は波立つばかり。更には久しぶりに会った達夫に過去の自分をまざまざと突きつけられたようで、その複雑な心情を三浦友和は秘められた熱情と共に熱演。
意外や意外、野口五郎が複雑な思いが入り混じる犯歴のある幼馴染をこちらも熱演しています。こんなお芝居する人だったのかとびっくりしました。
田中裕子はもうほんとに異常的な色気が。
怖いくらい。地味な衣装の着こなしからも、温度がなさそうな眼が一瞬にして熱を帯びる様まで、田中裕子の本領発揮です。

そしてもう一人いるキーパーソンが、達夫の先輩で元妻の兄である検事の加納。彼の存在が合田をこちらに引き留めているようにも見えました。彼を演じているのが、なんと!!!白竜です!(話題の『日本統一』二代目俠和会会長!)裏社会の雰囲気が全くない検事ですが、誰も愛さない、と一人で生きていく姿はある種のアウトローっぽさがありました。

藤田敏八が画商役で出てきてびっくりした〜!懐かしいw
先日亡くなったばかりの三谷昇も記者役で出ていました。

男と女の話の他に、年老いた親の話、職場の労働環境、警察捜査の話など厚みあるストーリー展開で見せてくれます。
1時間14分が3本と長編になりますが、先が気になり一気見でした。
原作、また読みたくなりますねw




『日本統一』からは白竜の他に、同僚刑事肥後役で飯島大介が出ています。(『日本統一43』セキヤマハウス戸田会長。他にも『織田同志会』では杉田晋作の父、『YOKOHAMA BLACK 5』では名古屋錦一家組長神村)若くてビックリしたけどすぐわかったw
noris

norisの感想・評価

4.0
合田雄一郎ものの2作目で、1作目の「マークスの山」と3作目の「レディジョーカー」は上川達也(映画は中井貴一と徳重聡)だが、本作は三浦友和。

警視庁捜査一課の警部補だった合田は、本作で被疑者の自白強要をヤクザに依頼したり(100万も私財を投げ打っている)、捜査情報を悪用して友人を左遷させようとしたり、一目惚れした事件関係者(これが田中裕子)と昼下がりの名画座(大島渚の「少年」がかかっている)でよろしくやったりと問題行動を連発したかどで所轄大森署に左遷、「レディージョーカー」では一介の刑事のままなのだが、のちに猛勉して警視庁国際捜査課の警部に昇進する。本作はまさに「堕落の森」をさまよう趣で、これは三浦友和でなければできなかっただろう。

登場人物は三浦と田中、そして野口五郎で、三者とも意思疎通が頑なにすぎる人たちなので、めちゃくちゃ重苦しい。8月の猛暑、それも拝島の熱処理工場とか大阪とかロケ地も暑苦しく、画面はずっと鬱々としていた。全3回を見通すのは体力を要する。

田中裕子のファムファタルぶりは息をのむばかりで、三浦友和や野口五郎ならずとも身を滅ぼしかねない危険な演技。それにしても野口五郎は大変な熱演だった。あと、殺される画廊オーナーを癖のある藤田敏八が演じていた。