パン製造会社の函館支店に勤めている井出春海(江口洋介)は、飛行機で東京へ出張することに。春海は高所恐怖症。飛行機が離陸のため動き出したとたん、もうパニック状態。とめてくれと叫び、スチュワーデスの奥野小百合(鈴木杏樹)にしがみつく。そして手にしていた大事な契約書をクシャクシャにして破ってしまい、会社からクビを言い渡される。 春海の祖母きみ(南美江)は賄付きの下宿屋「ふじみ館」を開いている。しかし、急病で入院。考えた末、春海が下宿屋を続けることに。そんな折り、下宿屋の隣に、スチュワーデスの寮ができた。引越してきた小百合と再会した春海は自己紹介をした。この時すでに春海は完全に小百合に恋をしてしまっていた――。