あーさん

アンという名の少女 シーズン2のあーさんのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

Season1が面白くて続きがとても気になっていたが配信のみ…と諦めていた所、引き続きNHKで放送されることに ♪
ラッキー!

前作ラストで出てきた怪しい人物にかき乱されるグリーンゲーブルズの村の人々。
余りにも腹立たしくて、しばらく不穏な雰囲気にモヤモヤしたけれど。。

人種差別や同性愛、封建的な結婚観への反発、、今思えば少々盛り込み過ぎ?のような気もしないでもないが、物語の面白さに先が気になるのは前作同様。
しかもこれらの問題は現代ならではの切り口だが、この時代の人たちにとっては甘んじて受け入れなければならなかった事ばかり。
何かおかしいと思いながらも、誰かの我慢や犠牲の下に、如何に日常が成り立っていたのかということ。
その中にあって、さすがアンは勇ましい時代の先駆者!
相当危なっかしいことを言ったりやったり、、生真面目なマリラは真っ青に、ただただ優しいマシューはアンを見守り、、
でも、アンが勇気を持って行動したからこそ新しい展開が生まれ、その結果人々や時代が変わっていった。
それはそれはハラハラしたけれど、観ていて最後はとても爽快だった!
(え?と思う箇所も時折ありながら、個人的にはクラシカルなお話がより現代っぽくアレンジされ、刺激的な内容になっていて楽しめた♪)

アンに負けない程自由なスタンリー先生、芸術の才能豊かなコール、ギルバートの仕事仲間のセバスチャン等、個性的な新しい登場人物達の織り成すエピソードもそれぞれ見応えがあり、考えさせられた。(裕福で理解のあるダイアナの叔母様が素敵 ♪ 何かと助け舟を出してくれる"ストーリーオブマイライフ"の大叔母様を思い出した!)

村社会にはさまざまな価値観があり、時にぶつかりいがみ合ったりもするけれど、最後には分かり合えたり思いやり合える所は家族と似ているなぁ…と思う。
良いことも悪いこともひっくるめて、それらの思い出が"故郷"になっていく。
そして、悪人と善人のどちらにも決められない人間の弱さや強さを描いている所が、この物語によりリアリティや深みを持たせているとも思った。
アンだけが主役なのではなく、彼女を取り巻く周りの子ども達や家族となったマリラやマシュー、村の人々の成長や変化も味わえる群像劇になっている。
理想に燃えている所も、お調子者で感情のまま動いてやらかしちゃう所も、どちらも同居しているのがアンらしくて良いな。

昔ながらの皆が顔見知りの学校も、やかまし村や大草原の小さな家が思い出されて、懐かしい。。

まだまだ続きが楽しみ ♪

Season3も放送が決定したので、
続けて観なくては !
(現在、Season3まで放送終了、視聴済)
あーさん

あーさん