オレオレ

トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン3のオレオレのレビュー・感想・評価

3.0
暗い。ジャックが暗い。
CIA分析官であって、現場で動き回るフィールドオフィサーじゃないジャック・ライアンが、オフィサー並みに現場を走り回るのがこのシリーズの醍醐味だと思うんだが、そのギャップ(俺文系なのになんでかカーチェイスしてるしぃ~的な)で出てくるジャックのユニークさというかチャーミングさがシーズンを重ねるごとに消えていく気がする。
そして今シーズンはひたすら暗いジャック・ライアン。

あと、ロシア人のおじさんがたくさん出てきて誰が誰だかわからなくなった。ゴチャロフ、アントノフ、ペトロフ、スリコフ・・・。しかも、回想シーンまであるから余計ややこしい。
旧ソ連時代の影響を受けていたハンガリーやチェコなど、その辺の歴史も多少押さえておいた方が分かりやすいかも。
とはいえ、これらの国は、私の訪問したいリストに上がっている国々なので、そこは眼福。
しかしこれ、いつ撮影したんだろうか。コロナ前?と思ったら、思いっきりコロナの2021年5月だったそうな。ということは、モスクワも、ウクライナ侵攻前の2021年内にロケできたってことか・・・。もちろん、「モスクワ風」、「ウィーン風」の街並みでロケやったんだろうけども。

ラスト2話では潜水艦が出てきて、ジャックライアンシリーズ最初の映画、「レッドオクトーバーを追え!」的でなかなか良かった。いやあ、アレック・ボールドウィンがジャック・ライアンだったなんて、若かったなあ、彼も・・・。