クリストフォルー

あぶない刑事のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

あぶない刑事(1986年製作のドラマ)
4.0
再放送でつまみ観しているが、『華麗なる刑事』や『俺たちの勲章』などの“バディ刑事もの”と、『太陽にほえろ!』型の“群像刑事もの”のイイとこ取りをしながら、肩肘張らずに流し観できるエンタメ性に徹したことが成功したのだと、いまさらながら思う。舘も恭兵も温子もトオルも、製作チーム(東映セントラル・アーツ)の遊び道具として、労を惜しまず自在に演じきったことで、予想以上のブレイクを果たせたのだから文句はあるまい。《♪ ランニング・ショット RUNNING SHOT》はカラオケの十八番のひとつだったよ。

時代の変遷による横浜の変化はわからないのだが、登場するゲストの顔ぶれには、時代を感じざるを得ない。『追撃』の菊地優子(深作版「魔界転生」)に遠藤憲一、中野英雄とか。ほかにも、内藤剛志や高沢順子、森恵なんてのもウレシイおまけ。いま、中条静夫さんがいないのが信じられないよ。
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