登場人物の誰かはこいつは自分だ!って思えるような共感度めっちゃ高い青春恋愛群像劇。
もう発端のセックスセラピーは関係なくなりつつあるけど、各人の愛らしさと共感性はどんどん深まるばかり。
序盤はいじめっこやイケイケで排他的な嫌な奴として登場したキャラ達も含めてほとんどのやつめっちゃ好きになる。
今シリーズは特にルビー、アダム、ジャクソンが素敵。おもしろビーガン三人衆のルビーの事めっちゃ好きになった。いけすかんやつに限ってわかってくると逆にどんどん愛着が湧くね。
オーティスのダサカッコイイファッションめっちゃ好きだったから変わらないでくれて良かった。笑
今作はこれまで以上に大人に差し掛かる哀愁が漂ってて、ちょっとしたボタンの掛け違いで別れたり、浮気してしまったりとままならない自分の心に振り回されるさまが見ていて苦しくなる。思い当たる節があることばかりで恋愛ってこんなだったな〜と、またしてみたいなぁとも思うけど大変だよね。
『愛してる』って口から聞くとギョッとする感覚も凄い分かるから、オーティスが酷いことするけど共感もできちゃう。
割とオーティスとメイブの主軸があっさり描かれてて最終話は少し物足りなかったけど、そこまで超満足。
アダムのドックコンテスト出場するシーン凄いウルっとくる。エリックの為に詩を勉強しようとしたりいい人間になろうと努力するのがほんといい。昔すぐ人のこと殴ってたのにこいつ…!
校長のお父さんが泣けないよう育てられてて、同じようにアダムもとても辛いことがあっても泣けないんだ、って分かる描写がサラッと入ってて胸が痛い。
ー今日のひとことー
『恋愛は自分を丸ごと捧げるもんだ。そこまで気持ちがないならそう伝えるべきだ。それが優しさだ。』
『僕らは死ぬ。人生は短い。若い兵士たちと違ってすぐには死なないけど、いつか死ぬ。つまり言いたいのは、今を一生懸命生きろ。先は長くない。だから誰かを愛したらその人に伝えるべきだ。すぐに。』