横浜の放送ライブラリーで見てきました。
田中圭さんの役どころは、松本喜三郎(三國連太郎)の孫、吉田安司(よしだやすし)。
喜三郎には4人の娘がいて、安司は長女(高橋恵子)の息子。
長女は、裕福な家に嫁ぎ、豪邸でお姫様のような暮らしをしています。
安司が、真っ白なゴージャスな部屋の、大きなソファでボルゾイを撫でているシーン。
裕福な家のおぼっちゃまだけど、見た目はごく普通の浪人生。
予備校に行かなくなって、ちょっと人生の目標を見失っているけれど、家族は温かく優しい...というところから、物語がはじまります。
演出は、永山耕三さん
松本喜三郎 - 三國連太郎
松本夕子 - 安田成美
河野末子 - 牧瀬里穂
勝田正夫 - 山口智充
吉田安司 - 田中圭
河野俊彦 - 田中実
吉田久司 - 田山涼成
山田幸子 - 由紀さおり
松本陽子 - かたせ梨乃
吉田暁子 - 高橋惠子
(Wikiより)
ここから先はネタバレ
圭くんの出番は、冒頭のおばあちゃんのお葬式のシーンから。
親戚のみんながビールを飲む中、圭くんといとこ2人はジュースを飲んでいる。なんか可愛い。
おじいちゃんについては、公式のあらすじ通り。
安司は、優しい両親に裕福な環境、恵まれているように見えますが、自分の夢と目標を見失って、
おじいさんの家に、家出して来ます。
夕子(安田成美)の幼馴染で、恋心を抱いている、商店街の魚屋かっちゃん(ぐっさん)は、一人暮らしのおじいさんのことを何かと気にかけてくれる。
みどころは、嵐の夜に桜の木を守るシーン。
嵐の中、おじいさん、かっちゃん、安司の3人は、桜の木に杭を打ち、若木が折れないように一晩抱いて過ごします。
結末は...
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以下、ラストシーンネタバレ
ラストは、おばあさんの一周忌で、家族それぞれが新しい一歩を歩き出すシーン。
妻の亡くなった家で、1年だけ一人暮らしをさせて欲しいと願った喜三郎。
1年経って、また、この家で暮らし続けることを決めました。
夕子が生活を心配して家中に貼ってくれた貼り紙は、もうすっかり頭に入ったのか、
爽快にビリビリと剥がして行きます。
そして、1枚だけ、自分で半紙に墨で書いた貼り紙を。
腹八分目
おしゃれ
一日三回のウガイ
食後に歯磨き
三品以上のおかず
お隣の山田さん(由紀さおり)に、『子供たちに一人暮らしを反対されて、偽装結婚をしてくれないか?』とプロポーズ?されますが、『悪いけどアンタは好みのタイプじゃない』と断ります。山田さんは、あっさり引き下がり歌を歌って去っていく。
長女、暁子は、娘に赤ちゃんが産まれて、孫ができて幸せそう。
次女、夕子は、大手出版社から中小出版社にスカウトされ、収入は減るけど自分の思い通りの仕事ができる道を選びます。かっちゃんとも、いい感じになりそう?な気配。
三女、陽子は、今日はフラメンコ?の大事な晴れ舞台で、不在はいつも元気の証。
四女、末子は、夫に対抗して縋り付くのをやめ、離婚して出直すことに。
安司は、嵐の夜に自分の夢を見つけたようで、植木職人として弟子入りします。(びっくり!)
ほっこりとしていますが、いろいろと考えさせられるお話でした。