愛の田中圭特化型レビュー

松本喜三郎一家物語 〜おじいさんの台所〜の愛の田中圭特化型レビューのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

横浜の放送ライブラリーで見てきました。

田中圭さんの役どころは、松本喜三郎(三國連太郎)の孫、吉田安司(よしだやすし)。

喜三郎には4人の娘がいて、安司は長女(高橋恵子)の息子。
長女は、裕福な家に嫁ぎ、豪邸でお姫様のような暮らしをしています。
安司が、真っ白なゴージャスな部屋の、大きなソファでボルゾイを撫でているシーン。

裕福な家のおぼっちゃまだけど、見た目はごく普通の浪人生。

予備校に行かなくなって、ちょっと人生の目標を見失っているけれど、家族は温かく優しい...というところから、物語がはじまります。

演出は、永山耕三さん

松本喜三郎 - 三國連太郎
松本夕子 - 安田成美
河野末子 - 牧瀬里穂
勝田正夫 - 山口智充
吉田安司 - 田中圭
河野俊彦 - 田中実
吉田久司 - 田山涼成
山田幸子 - 由紀さおり
松本陽子 - かたせ梨乃
吉田暁子 - 高橋惠子
(Wikiより)

ここから先はネタバレ


圭くんの出番は、冒頭のおばあちゃんのお葬式のシーンから。

親戚のみんながビールを飲む中、圭くんといとこ2人はジュースを飲んでいる。なんか可愛い。

おじいちゃんについては、公式のあらすじ通り。

安司は、優しい両親に裕福な環境、恵まれているように見えますが、自分の夢と目標を見失って、
おじいさんの家に、家出して来ます。

夕子(安田成美)の幼馴染で、恋心を抱いている、商店街の魚屋かっちゃん(ぐっさん)は、一人暮らしのおじいさんのことを何かと気にかけてくれる。

みどころは、嵐の夜に桜の木を守るシーン。

嵐の中、おじいさん、かっちゃん、安司の3人は、桜の木に杭を打ち、若木が折れないように一晩抱いて過ごします。

結末は...











以下、ラストシーンネタバレ
ラストは、おばあさんの一周忌で、家族それぞれが新しい一歩を歩き出すシーン。


妻の亡くなった家で、1年だけ一人暮らしをさせて欲しいと願った喜三郎。

1年経って、また、この家で暮らし続けることを決めました。

夕子が生活を心配して家中に貼ってくれた貼り紙は、もうすっかり頭に入ったのか、
爽快にビリビリと剥がして行きます。

そして、1枚だけ、自分で半紙に墨で書いた貼り紙を。

腹八分目
おしゃれ
一日三回のウガイ
食後に歯磨き
三品以上のおかず

お隣の山田さん(由紀さおり)に、『子供たちに一人暮らしを反対されて、偽装結婚をしてくれないか?』とプロポーズ?されますが、『悪いけどアンタは好みのタイプじゃない』と断ります。山田さんは、あっさり引き下がり歌を歌って去っていく。

長女、暁子は、娘に赤ちゃんが産まれて、孫ができて幸せそう。

次女、夕子は、大手出版社から中小出版社にスカウトされ、収入は減るけど自分の思い通りの仕事ができる道を選びます。かっちゃんとも、いい感じになりそう?な気配。

三女、陽子は、今日はフラメンコ?の大事な晴れ舞台で、不在はいつも元気の証。

四女、末子は、夫に対抗して縋り付くのをやめ、離婚して出直すことに。

安司は、嵐の夜に自分の夢を見つけたようで、植木職人として弟子入りします。(びっくり!)

ほっこりとしていますが、いろいろと考えさせられるお話でした。