監督のクレジットさえ無いのか…
佐々部清は割と有名な監督だと思うが。
フィルマークスはもう少しクレジットをなんとかならないのかな。
制作、監督、脚本、音楽、撮影、衣装、
せめてこれくらいはきちんとクレジットして欲しい。
竹野内、上戸の2人の演技が軽い…
ただ最後の屋上の2人の表情だけは素晴らしい。
木下ほうかと新人役の子は良かった。
松重豊、徳重、升毅も良かった。
佐々部監督はヒューマンドラマは得意だが、こういうサスペンス系は下手だった。
ようやく7年越しの犯人逮捕などは一番盛り上がるシーンの筈なのに、わざとなのかイマイチ盛り上がらず、見てる方がカタルシスを得られない。
ちょっと演出方針がズレている気がする。
竹野内豊の子供が、誘拐されそうな展開やともっとドキドキしただろうな。
そういう原作ではもちろん無いのだろうが。
ジャーナリズムを語る割には、薄っぺらい感じで、台詞に何度か出てくるだけで、グッと心に響くような演出やエピソードは無し…残念。
木下ほうかや徳重さんも、ただ嫌な感じだけで、深みが無い。
最後、木下ほうかに反撃した時の返しを、7年前に戻ってきたんだな、お帰りとか、そっちに行ってしまったのか、みたいな台詞あるともっと良かった。
徳重さんへの反撃が無くて、カタルシスが得られないのもちょっとモヤモヤする一因。