モフモフモサモサ

純情に惚れるのモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

純情に惚れる(2015年製作のドラマ)
3.8
面白かったです。
なんかツボにはまってイッキ見しちゃいました。

出だしの殺伐とした企業運営権のマウント取り合い系かつ復讐系ドロドロを思わせる雰囲気が、3話くらいからガラッとシフトチェンジして、こ、これはけっ、傑作なのではという期待に変わり着地地点はラブコメ…ではない? 何書いてるのでしょう、支離滅裂💦😳  

男性側主人公で企業戦士の代表理事カンミノは非情で仕事はできるのに、とある事情で3話以降キャラ崩壊かと思うくらいヒロイン秘書 キム・スンジョンが絡むとちょっとポンコツおバカな陽キャラ(でも超ツンデレ、男性秘書にクズと言われる)に変化してそのスンジョンに「あなた、一体 誰なのよ!!!!!」と言われる始末。

但し当初の彼のダークで冷血漢でドイヒーな性格に少しずつ変化が表れてギスギスな心がほぐれて人間的に成長しつつ彼女に気持ちが向いていく過程と、彼女も当初は彼に見向きもしないのにそれに併せて心を開いていく流れがとっても心地よかったです。

でも「彼女の私生活」「キム秘書…」等の全部甘めドラマを期待するとラブコメ以外で毎回会社バトルのマウント取りパートが案外同じシチュエーションばかりなので若干うるさく感じてしまいした。もっとラブコメ見たいんデス。

一途なカンミノと彼への気持ちは垣間見せるもののなかなか振り向かないスンジョンとのやり取りがキュンより切なさマシマシです。

そして、彼女の幼馴染みジュニが、当馬役だけかと思いきやカンミノのアンチテーゼで闇落ちすぎる。闇落ちスパイラル前もストーカー気質でちょっと怖い。最近この手のキャラ見なくて久々でした。

キム秘書繋がりで言うと
「キム秘書はいったい、なぜ?」ではなく「カン理事はいったい、なぜ?」。

「純情」は韓国語で「スンジョン」だそうです。ヒロイン スンジョンに惚れる。「スンジョン」の意味は、他には素直。タイトルがダサめのなのですが伏線なのですね。