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ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~のbassaa1992のレビュー・感想・評価

4.5
本田翼さんのファンなんで見ました!
控えめに言ってとてもいいドラマです!

天才放射線技師の五十嵐唯織(窪田正孝)は放射線科医の甘春杏(本田翼)との約束を果たすため、甘春総合病院で働くことになる。

そしてラジエーションハウスのメンバーと出会い、はじめは変わり者扱いされていて、敬遠されていたけど医学の知識の豊富さで様々な患者の病を見抜いて助けていきます。誰よりも患者を助けたいという気持ちが強くて、しだいに甘春先生やメンバーたちからも信頼されていくという流れの物語!

一般的に放射線科医は放射線技師が撮影したレントゲンをもとに異常がないか診断し各科(小児科、外科、内科など)に所見を伝えるという役割です。医者の中でも花形とは言えず、縁の下の力持ちという言葉があてはまるみたいです。

昔の約束というのは、杏が放射線科医になるから唯織は放射線技師になって杏の手助けをするという約束です。唯織はアメリカに留学していて有名な医師の元で医療を学んでいた経験もあり、医師としての実力はずば抜けているし医師免許も取得している。だが杏との昔の約束を守るため医師であることを隠し放射線技師として働く。その約束を守るためだけに立場や給料なども低い技師として働く唯織にはとても関心します。

このドラマを通して感じたことは

①医療の可能性
 僕は2013年に父を亡くしています、血液の癌で亡くなりました。その時にもっと医療が発達していればもっと生きれたと思いますし、亡くなる2週間前ぐらいまでなぜそのタイミングで急に亡くなったかも不明です。父は兄と僕や、他者からの血液提供を拒んでいました。延命治療も多分拒んだと思います。父が書いていた日記などを見返し当時父に関わった人に聞き取りして真相を解明したいです。あと血の繋がりが近い親族の既往歴などを調べておくべきだと思いました。
あと、父が唯織みたいな天才的な医師に出会えていれば助かったかもしれないと思います。
医療や医師の進歩、発達を切実に願います。

②仲間との関係性
 ラジエーションハウスのメンバーはとても仲が良くてああいう職場だととても楽しく働けるなと思いました。甘春先生もしだいに考えが変わっていき技師と医師がとても良い関係性になっていきました。仕事の内容も大事だけど、働く上司や同級生、部下との関係性もとても重要だと改めて感じました。

③写真の大切さ
 第1話の語り始めに写真に関しての話がある。
写真には2つの力が秘められている。
 1つはかけがえのない思い出を永遠のものにする力。(思い出を見返すことはとても大事なこと。写真を撮ることはあまり好きではなかったけど、写真を積極的に撮ろうと思いました。)
 2つめは真実を写し出す力(放射線技師が鮮明なレントゲンを撮ることで新たな病を見つけることができるなど。)

印象に残ったシーンは、唯織が杏に抱きついたりお尻を触ったりしてしまってはたかれる場面と、杏がエスカレーターから倒れたときの唯織の低空走りと、唯織が杏のかわりに医師としてオペを行うシーンです!

あと大森院長の包みこまれるようなおおらかさと八嶋智人さんの物語のはじまりと最後のナレーションが非常に良かったです!

特別編も見ましたし、続編が確実にあると思うので続編の期待を込めて今回は4.5にしました。
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