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恋するレモネードのkazataのレビュー・感想・評価

恋するレモネード(2017年製作のドラマ)
3.0
『恋するダイアリー』に続いて『恋するレモネード』をウォッチ……ってあくまでも邦題で"恋する〜"カブりが発生なだけ。
(別にレモネードだけじゃなくてサイダー=炭酸飲料全般推しドラマだと思うけど…)

もうね、主役のウノが頭悪すぎてフラストレーションがたまりまくるからとにかくシンドイ……
純粋とバカは違うのと、視聴者を味方につけるような振る舞いを尽くしないから「お前なんかどうなっても構わん!」ってなっちゃう。
(「お前が言うな!」って発言ばかりだし、ひたすら他人のせいにする思考回路マジ勘弁)
(何かあれば理由も言わずにただ泣き喚くだけって……それが許されるのって3歳児ぐらいまでじゃない?)
(ウノを演じたキム・セジョンちゃんどうこうじゃなくて、キャラの描き方がただただ大嫌い!)

そんなわけで、応援したくもならないキャラがモテモテな状況を見続けることがかなりのストレス……
だから早々と飛ばし見鑑賞!
(自分で自分の首を絞め続けるバカにつき合わされる周囲がひたすら可哀想!)
(ただし、セジョンちゃんはカワイイけど!!)

飛ばし見ながらも見続けたくなったのは、チャン・ドンユンくん&ソ・ジフンくん&アン・スンギュンくんたち『ソロモンの偽証』メンバーと、『恋するダイアリー』に出演していた"キム・ヒチャン役"のキム・ヒチャンくん、イソン・ヒル監督作やイ・ドンウン監督作に出演していたハン・ジュワンのおかげ!
(持たざる者代表のチャン・ドンユンくん演じるデフィの健気さと、嫌味ったらしいヒチャンくんが良き…ってか自分の名前の役名で嫌なキャラを演じる心意気があっぱれ!)
(『Suddenly Last Summer』で先生に恋する高校生だったハン・ジュワンが教師役という辺りも勝手に胸熱…)

ん、Ep8ぐらいから面白くなってきたじゃん……
で、Ep14のテウンとデフィのチング胸熱展開に号泣……
(後半に進むにつれて楽しくなるドラマでした!)

個人的には、ウノとテウンとデフィは三角関係であって欲しかったな。。。
(モンスターペアレント達へのザマァ展開も無いし…)

本作みたいな理不尽な学校=社会が(程度の差こそあれ)事実だろうから、やっぱり韓国社会のどん詰まり感は相当深刻だよね……
(韓国のエンタメ作品は権威主義と格差社会の弊害を描いた物語ばっかりなのに現実社会は全然変わらないのかな…)

(作品内でも「恥ずかしくて自殺しようと思ったけど、それから逃げないで生きる!」ってメッセージが描かれていたけど、確かにこんな社会じゃ自殺者もたくさん出るわ…と思ったら、、、本作に出演のソン・ユジョンさんがつい先日=2021年1月23日に自殺したとの訃報が…ご冥福をお祈りいたします)
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