何年か前に偶然見た2017年版が面白すぎたので楽しみに観ました。
「さざなみのよる」を知ったのはその後です。こちらも読まねば。
富士山の麓にあるコンビニを営む家族。と言っても、笑子ばあちゃんも長女の鷹子も次女ナスミの夫日出男も、アルバイトのカスミもそれぞれ血の繋がりはないです。三女の月美が時々手伝ってくれる。そんな日々です。
もう亡くなっているナスミは笑子ばあちゃんにしか見えなくて…。
この、お互いを思っているけど踏み込み過ぎなくて…という関係性がとても好きです。おかしみも温かさもある。
笑子ばあちゃんが思うこと、解るなぁ…迷惑かけるだけの自分なんか必要ないんじゃないか、って、年取ったら絶対思うと思います。マツコロイドの言葉とそのあとの笑子ばあちゃんの表情、泣いてしまいました。「ていうか、もう居るし」。
木皿泉さんのドラマ好きだなぁ…良いこと言おう、というのではなく、染みるものがあります。
しみじみ、良いです。
笑子ばあちゃんを演じた片桐はいりさんの魅力につきます。初めて見たときは、はいりさんいつの間にこんなにおばあちゃんに…と若干ショックだったのですがやっぱり演技で。流石です。憎まれ口叩いててもキュート。大好き。
鷹子の薬師丸ひろ子さんの信頼感も、月美のミムラさんの家族愛がじわじわくるのも、日出男の吉岡秀隆さんのいい人感も…良いです。吉岡さんいつもは苦手なのですがこの役、好きです。
中村ゆりかさんも高橋克実さんも仲里依紗さんもよい。2017年もまた見よう。
「機嫌良く生きてくれたらそれでいい」
わたしもがんばろ。
