最近見た映画「警官の血」や過去作「パラサイト」のチェ・ウシクっ氏とお初のユイっ氏が主演のドラマ。
僕の愛もといホグの愛。恋ではなくて愛。
ホグはウシクっ氏演じる主人公の名前。そのホグって韓国語で「騙されやすい人」みたいな意味があるそうです。
強気なシングルマザーヒロイン ドヒが強気にならざるを得ない事情がつらくて切なくてそれを支えて気持ちを解きほぐす一見ヘタレで軟弱そうなホグの、彼女とその赤ちゃんに対する全面的な献身愛も健気。
最初頼りなかった彼が段々と男らしくなっていくのが頼もしくて見ていて応援したくなります。
彼と彼女の立場が反転する演出の15話がフフって感じです。
それと他の方々が言うアンジャッシュのネタ並みに様々な勘違いで話が進み、色々と思い込みのため、言葉で説明しても軌道修正されないのがけっこう笑えました。それでも言葉の対話は大事だと気付かされます。
アリガトウ、ゴメンナサイ、アイシテル。
物語が進むに連れて、ドヒの子供の父親が誰なのか、なぜ彼女が一人で産まなければならなかったのか、彼女の亡くなった友達は誰なのか等の真相が明かされてそれは重くて切実。やりきれない。
ホグという名前もふざけてて、彼の思考も人とはズレてるんだけれど、普通のことを彼がすると特別になる。だから彼女は救われたんだと思います。
途中までは健気と一途。
分かってくるのは初恋と初恋。
最後に二人が手にするのは、やりきれなさを跳ね除ける逞しさと優しさに包まれた多幸感。
そういうのを感じました。