桃花シリーズの第2弾。第1弾の『永遠の桃花』とそのスピンオフな第3弾の『夢幻の桃花』は鑑賞済み。『運命の桃花』は世界観は同じですがほぼ繋がりはなく観る予定は無かったんですけどね～。主演霊汐役がニー・ニーなので『鳳凰の飛翔』ファンとしては見逃せず手を出してしまいました。
桃花シリーズはやっぱり安定の面白さ✨お馴染みの三生三世に渡るストーリー。今回は人間編が長くてストーリーも良かった。九宸を愛し"劫"に苦しむ林黙とそれを見守らなければならない九宸、そして純粋に林黙本人を愛して守りたかった景林。誰の気持ちも間違いではなくて、立ち位置からのすれ違いが辛くて号泣でした。三世の甘々期のために血を吐く思いで耐えました笑 序盤では戦神の威厳に溢れていた九宸ですが、霊汐へのアプローチは子供っぽくて、あのしかめっ面も可愛く見えてくる不思議🤭
人間編では生まれつき耳が聞こえない林黙を演じたニー・ニーですが、やっぱりアジアの女優さんの中ではこの方が１番好きだなー。林黙の状態が「耳が聞こえない」→「声が正常になる」→「耳が聞こえるようになる」と変化していくのですが、その状態に合わせて細かく台詞の発声の仕方を変えているんですよね。最初は生まれつき耳が聞こえず発声が理解出来ないのでかすれ声で、声が治っても自分では聞こえてはいないので喉で確認したりとたどたどしく、耳が聞こえるようになっても言葉の途切れ方など以前のたどたどしさの名残を感じさせつつと丁寧な演技でした。三生三世に渡っての性格の変化もしっかり表現されていて、演技力があって綺麗で可愛くて凛々しくて最強な女優さんだなーと再認識です。
脇を固めるキャラの皆さんも良かった。桃花シリーズの我がお気に入りキャラ司命がキャスト変更していたので、うーんと思ってましたが人間編での思い切った姿にやられました笑 他にも妹弟子愛に暴走気味な青瑶と青瑶ラブな雲風のカップルのお話もメインカップルと同じくらい泣いたし笑ったな。過去一まともな上司だった天君とか意外といいヤツ？な天雷真君も何気に好きでした。
最後に苦情と願望で「何で第2弾は戦神が主役なの？武神でいいじゃない！！」と叫びたい。というのも私、永遠の桃花では墨淵が好きだったんです。だから墨淵の恋破れる姿に胸を痛めた訳で、夢幻の桃花では帝君と鳳九が救済されてたんだからここは武神・墨淵の救済でも良いと思うんですよ。この際第4弾でもいいから墨淵を幸せにして欲しいと思うものの、九宸とキャラ被り過ぎて厳しいよなーと諦めの境地で悲しみでした🥲
