もう、本当に待望のシリーズ新作だったので、
制作が決まった時から、ずーっと楽しみにしてました。
というか、もう旧シリーズ2作品が本当に好きで、
DVDのボックスを買って、何回も何回も繰り返し観返してた程だったんで、
今回のスペシャル版は、あの時効管理課の面々が、みんな揃って出てるだけで、もう個人的には十分満足だったかなと思います。
それでも、やっぱり時が流れたというか。
その時の中で、積み重なってきたものが確実にあって、
それがこの、「時効警察」をも新しい次元に進めているんだなぁと、感慨深く。
「熱海の捜査官」や、「音量を上げろタコ〜」など、その後の三木聡の作品を観て、
そこで感じた新しい次元に進んでいるような感覚。
そういうものが、この新シリーズにも感じる部分はありましたね。
個人的に、1番感じたのが、小ネタに「さりげなさ」が無くなっていて、
結構、わざとらしくなってる所。
それは、それで面白いんですが、正直、もうちょっと自然に挟んで来て欲しなぁと思う部分はありました。
後はまぁ、ネタ元がかなりマニアックになってきてるのも嬉しいような、悲しいような、複雑な感じはしましたね。
や、個人的には凄く面白くて、思わず笑ってしまったんですが、
最初のセルピコのくだりとか、蜂さんのゆらゆら帝国とか、この辺はわかる人にしか、わからないよなぁと。
なので、その辺は、今泉力哉監督の回で、上手く調合されるんじゃないかと、実は結構、期待していたりしています。
新キャストの吉岡里帆は、やっぱりまだまだ馴染まないですね。
というか、元々が濃過ぎる面々で、この息の中に合わせてくのは並大抵ではないと思うし、
それでも、新しいキャラクターの彩雲を楽しんで演じている感じは伝わってきたので、
これから期待出来そうな気がしますね。
ということで、今回はスペシャル版だっただけに、
結構豪華にストーリーも、映像も、キャストも盛りに盛った感じで、
とても豪勢な復活スペシャルで良かったです。
