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アライブ がん専門医のカルテのこりのレビュー・感想・評価

アライブ がん専門医のカルテ(2020年製作のドラマ)
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医療ドラマの中でもかなりの良作だと思う、少なくとも私は今まで見た医療ドラマの中では1.2位を争うくらい良かったし心に響いた...。

医者って診察とか手術とかがメインだと思うけど、アライブを見ると患者さんといかに適切な距離で向き合うかが大切でそこに重きを置いてこそ良い医者と言えるのかなと思った。おんころ先生も薫先生も研修医の2人もこのドラマに出てくる医者は皆んな患者さんに適切な距離で向き合っててその距離感が見ててとてもほっこりしたし、私も癌になったら横浜みなと総合病院に入院したいなと思った笑 医療ドラマ見てこんなにほっこりしたのは初めて。

おんころ先生と薫先生の関係性が良すぎて...☺️百合っぽくて百合ではないこの関係が本当に良いしお互いが精神的にも技術的にも支え合っている姿は感動したり、ラスト薫先生のところにおんころ先生が渡せなかったお花を何倍も大きくして渡しに行ったシーンは号泣よ...おんかじ尊い.....

毎回テーマがしっかりしていて患者・その家族との距離、病気になってもやりたい事をやる事の大切さ、生きがいとは、...通常の医療ドラマで割と置いてけぼりになってしまう言わば医療ドラマのサブ要素をきちんと描いてて、むしろ視聴者からしたらこっちの方が知りたかったりして。

医療過誤の話も途中で区切りつけて薫先生の癌再発と被せないところも良かった。2つの核となるテーマを最後まで引き延ばされるとゴチャゴチャして分かりづらくなるしね。

最初はあまり期待していなかったけどここまで印象深く残るドラマになるとは思わなかった、どうしてこの医療ドラマが特に多かった冬クールに持ってきてしまったんだろう...他のクールだったらもっとたくさんの人に見てもらえたのかな( ; ; )
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