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ノクドゥ伝~花に降る月明り~のモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

ノクドゥ伝~花に降る月明り~(2019年製作のドラマ)
3.9
ツンデレドラマなんだからね!
(誰に向けて?)

控えめに言って超ツンデレヒロイン。
なのでその反動からくるキュン度合い(特に前半)も控えめに言って最強(当社比)

靴した履かせてあげるとかさ、ブランコ前から押すとかさ、高校生か!みたいなキュンがカワイイ。
ヒロインのツンデレ具合がカワイイ(2度目)

歴史物は苦手ですが、ostも今時で聞きやすく、見やすくて楽しめましたよ。ちなみに同系「雲に描いた月明かり」は苦手。
雑なあらすじはとある事情で男子が女装して女性だけの村に初潜入みたいなお話。端折りすぎですかそうですか。

物語は陰謀を巡って案外スピード感を持ってサクサクと進みますが、男性主人公ノクドゥとヒロイン ドンジュの気持ちと成り行きがゆったりと緩やかに変化していくので、もうそれはキュンのためのドラマと言っても過言ではないのです。

ウケタ台詞と動き等 三選。
女装ノクドゥのジョイナー走り

「好きなのよぅ! 好きなんだってば!!!」(酔った勢いでの告白ではなく、酔うと本音がでるその叫び)byドンジュ

ませた子供エンドゥとノクドゥのやり取り。
「エンドゥ、見たか?」
→「何を?くっついてキスしたところ?それとも慌てて転がりながら離れたところ?」
→「見たんだな😣」
部屋の隅で両手で顔を隠して悶絶するヒロイン。

あれですよ。
ノクドゥがドンジュにバキューン💥ってなったのは、序盤のお花畑で見上げた彼女のはにかむ表情を見たときだなきっと☺️

そしてドンジュへの歪んだ愛情を持つユルムのヤバさ。出てきたときは良い人に見えた2番手クンながら、ドンジュのためとはいえ物語途中から豹変する態度に1ミリも共感できない。ひどいやつ。でも史実の人なんですね。

ハッピーエンドながら、日本の時代劇のような勧善懲悪でない完全決着も少しだけ苦味のある余韻を残していてチャラくなくて良いです。

また過去のトラウマから明かりをつけてしか眠れなかったドンジュが、ノクドゥと出会ったことで最終話で暗くしても眠ることができるまでに変化しているのも何気なく細かいなり。寝相の悪さが変わらないところも含めて。

登場回数は少ないですがノクドゥ実母の大河ドラマとも受け取れました。

ホントのラスト、海岸でその実母を迎える2人。中盤の「海に一緒に行こう」がそのフラグ(行けないやつ)かと思っただけに2人で海に行けて良かったのん。