青山真治監督作品、本当に久しぶり。
といっても映画ではなくNHKの単発ドラマ。
観た動機は志尊淳主演だったからです。
世間に疲れた青年(志尊淳)が金魚釣りでたまたま釣った赤い金魚が赤い衣装を身にまとった女性となって目の前に現れる。
黒くて腹が金色のランチュウを探しているというのですが......
金魚の精ともいえる瀧本美織さんがもろになつかしの香港アクション映画のヒロインなんですね。
だったらもっと袖は長くひらひらしてないとねぇ......どこかしらメイクはブリジット・リン風だし、しゃべり方などもぞんざいでええええ、青山真治監督が香港ものの世界!ってびっくりしました。
一種のファンタジーなのですが、輪廻転生の物語でもあり、死んで生き返っても「かたき討ち」ってそりゃあ、つらいだろうと。
個人的にはこういう話、好きです。
何度めぐりめぐって出会っても結ばれないふたり......
でもやはり瀧本美織さんを観ると「あーこれでひらひら~~~ばりばり~~~とブリジット・リンやマギー・チャンのように重力無視して暴れまわってほしい!」と念願。
志尊淳君は始終元気のない、覇気のない青年。
でも、とてもきれいに映ってます。特に2か所、お気に入りなのですが、どうしてもネタバレになってしまうのでここには書けません。