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死にたい夜にかぎってのPAOのレビュー・感想・評価

死にたい夜にかぎって(2020年製作のドラマ)
3.9
「毒を以て毒を制す」というがまさにそんなふたりだった。
閉所恐怖症とうつ病のふたりの恋の物語。
精神疾患は周りの支えが本当に大事。自分が不安定な時に不安定になった相手を支えるなんて本来は無理な事だよ。
本作はこれまで沢山のドラマを観てきた私にとっても10年後、20年後なんかにふと思い出しそうなほどに衝撃だった。
ツバ売る仕事ってなんだ。
虫の裏側に似ている顔ってなんだ。
失恋のショックで"ド"の音しか聞こえなくなる描写も印象的で。
「お揃いの診察券、悪くないね。」とお互いが通う心療内科?の診察券を見せ合うシーンもね、いい。
あの発想は天才すぎ。
変わったふたりなようでいて、突飛すぎないというかいそうなふたりなんだよね。
人生のベストドラマとかではないけど生涯忘れないドラマかなぁとは思う。
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