原作森村誠一の「正義の証明」出版が2008年、TBSでのドラマ化が2011年、そして今回のテレビ朝日が2020年。
原作未読だが、テーマとなる社会や政治の状況がこの12年で大きく変化した事は周知の事実。
2008年はリーマンショックの年、そしてその後2011年は東日本大震災と日本の命運が揺るがされる大事件があった。
夫々の時代に合わせた改変が行われた様に推測される。
主人公のSPを演じる遠藤憲一、前作では吉田栄作。
そして今回のキーマン遠藤の同僚SP北村有起哉は、前作には登場しない。
『私刑人』というタイトルが陳腐に聞こえる事に反して出演者は魅力的であった。