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東京ラブストーリーのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

東京ラブストーリー(2020年製作のドラマ)
4.7
広告代理店に勤める“カンチ”こと永尾完治(伊藤健太郎)は、地元の愛媛支部から東京本社の営業部に配属された。
部長の和賀から紹介された赤名リカ(石橋静河)に、仕事の面倒を見てもらうことに。
ある日、地元の同級生で、今は東京で医学に通っている三上健一(清原翔)から飲もうと誘われ、密かに思いを寄せていた関口さとみ(石井杏奈)も来ることになり、久々の再会を懐かしむカンチ。
さらに、会社に忘れた財布を届けてくれたリカも合流する。この夜をきっかけに、同級生3人の交流が再び始まり、カンチとリカの関係も単なる仕事仲間から次第に変化していく。
柴門ふみの漫画を、時代を令和に移してドラマ化。
朴訥としていて、不器用で一生懸命なカンジを演じる伊藤健太郎。
不器用で恋に受け身なさとみを演じる石井杏奈。
家族と疎遠で、自尊心を女にチヤホヤされることで保ち、恋に冷めている三上を演じる清原翔。
奔放なようで一途で、自由だが恋人に依存型で、天才肌なリカを演じる石橋静河。
いずれも、昭和版よりイメージに合ったキャスティングと演技。
傷つくことを避けて相手の気持ちを先回りしたり、自分の気持ちを相手にぶつけられなかったり、相手を試すために本音と逆のことを言ったりやったりカッコつけたり、遠回りしたりすれ違う恋愛模様が、エモーショナルに描かれていて、ハリウッドの青春映画のようなエモい音楽の効果もあり、より切なくてエモい恋愛ドラマに仕上がっている。
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