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陳情令のShoMのレビュー・感想・評価

陳情令(2019年製作のドラマ)
4.0
最初1話2話の段階では世界観や設定が理解できず置いてけぼりを食らうも、観ていて次第にはまっていく。主題としては偏見や世評に左右されず、己の見たものを信じられるかという話。

天真爛漫な主人公・魏無羨とクールな相棒・藍忘機の関係性、主人公が次第に追い詰められ孤立し闇の方へ進んでいく展開。『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダーオーズ』、『侍戦隊シンケンジャー』等の小林靖子脚本作品と共通点が多いので、平成仮面ライダー好きはハマるかと。魏嬰の武器が笛、藍湛は琴なのが『仮面ライダー響鬼』っぽさもある。舎身呪や弦殺術、食魂獣のネーミングや、魏嬰の仮面や温寧の鎖、江澄の操る霊力の鞭・紫電のヴィジュアルは厨二心をくすぐる。

変身こそしないものの傀儡や屠戮玄武のようなモンスターとのアクションあり。食事シーンやギャグ描写が結構合間に入って、シリアスな展開のクッションになるのも平成ライダーっぽい。

また義城編は地獄というに相応しい展開で、『聖伝』や『X』等のCLAMP作品ばりにイケメンたちが愛憎劇を繰り広げる。
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