オレオレ

ペリー・メイスン シーズン1のオレオレのレビュー・感想・評価

ペリー・メイスン シーズン1(2020年製作のドラマ)
3.0
前半はごちゃごちゃだったが、後半にいちおう盛り上がって見終えることができた。ホッ。

オリジナルは50年代に開始されたアメリカのドラマ。番組名こそ知っていたものの、1話も見たことなければキャストも知らず、そもそもメイソンが弁護士という事さえ知らなかった。
この2020年版は昔のドラマの前日譚、私立探偵だったメイソンが弁護士になるきっかけの怪事件を8話で。

身代金目的の幼児誘拐事件が、瞼を縫い付けられた幼児猟奇殺人事件に発展、とオープニングから衝撃的だが、そのあと、登場人物が次から次へと出てきて、誰が誰かを把握する前にそれぞれのバックグラウンドや秘密もじゃんじゃん出てきてなんだかアップアップ。
今後のシリーズ化を見込んで、サイドのキャラにも肉付けしてるのかも知れないけれど、デラのプライベートとかメイソンの奥さん、自宅土地問題とかは次のシーズンでも良かったんじゃないかと思った。
そして肝心のメイソン、ショートテンパーでやたら叫んでいるか、不機嫌に酒飲んでるかで影が薄い…

後半の弁護士になったメイソン(当時の司法試験、こんな簡単でいいのか⁉︎)と法廷劇になってからようやく、フラッシュバックや回想が映像で出されるようになり、話が追いやすくなった。
とはいえ、カルト集団との関係とか、もうちょっとスッキリできたんじゃないかなあ〜

それにしてもHBOは金あるなあ〜
ケーブルカーや裁判所、ロスのダウンタウンのセットにめっちゃお金かかってそう!
そしてHBOらしく、生きてる/生きてないに関わらずに露出度もスゴイ、笑