全8話。
息子・ジェイコブ(ジェイデン・マーテル)が殺人容疑をかけられた検事・アンディ(クリス・エヴァンス)の姿を描く。
原作は元弁護士で、アメリカの作家ウィリアム・ランディ。
とても落ち着いた雰囲気に見える世界が実は裏では炎上していて恐ろしい。それが現代のネットの世界。
実際に対面するだけではわからない心の中の叫びはネットでは発散することができてしまう。
突然降りかかる疑惑に疑心暗鬼になったり、昨日とは見える世界が全て違ってしまい、人の視線がとても刺さる。
人を見る目を変えてしまう疑惑との戦いを描き、誰のことも信じられなくなってしまったり、止まらない負の感情。
様々な立場からの感情を描き、起伏のあまりない作品でありながら、人は受け入れがたい現実に直面した時にどう対応してしまうのか、一つの出来事が周りを巻き込み、オセロで勝敗が決まった時の手詰まりの状況が常にあり、毎回の展開がスリリング。
静かな描写をここまで表現できる演技力の高さ、監督や脚本力のレベルの高さをとても感じた素晴らしい作品だった。