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アチアラの秘密のkazataのレビュー・感想・評価

アチアラの秘密(2015年製作のドラマ)
3.0
『トッケビ』と『恋するジェネレーション』を並行鑑賞した後は……BtoBのソンジェくん繋がりで本作をウォッチ!
(いつも行く散髪屋の韓国通の担当さんが最近BtoBにハマっていると言ってたから何となく曲も聴いてみたし…)

ソンジェくん以外も主演のムン・グニョン(映画『箪笥』以来の懐かしさ…)にオム・ジュワン(映画『ピーターパンの公式』以来の懐かしさ…)、ドラマ『悪の花』の幸薄美女ことチャン・ヒジンやドラマ『ジャスティス』のエリート検事ことパク・ウンソクといった、渋いけど個人的には結構ナイスなキャスティングでした!
(未見だけど映画『オクジャ』の主人公少女ことアン・ソヒョンちゃんもメインで出演…ってか昔のムン・グニョンに似てるよね)

1話目の家族写真を見て即『箪笥』を思い出さずにはいられないんだけども……その後もいろんな意味で『箪笥』が何度も脳内をよぎるホラーミステリーな物語に、昼ドラ的なドロドロ要素を「これでもか!」とふんだんに盛り込んだドラマでした(笑)
(『トッケビ』に続いて、この時期の韓国ってカナダ推しだったのかな?)

猪突猛進型の主人公の行動&危機管理能力の無さにイマイチついて行けず、肝心なところで「なぜわざわざスマホ置きっぱにすんの?」とノイズだったり、主人公だから殺されないとは分かっていながら「こいつだったら殺されても仕方ないわ」と思うこともしばしばで……キャラ的に最後まで応援する気になれなかったのが惜しい。
(まぁ『箪笥』の件があるからムン・グニョンなら仮に死んじゃっても問題なく物語は続いていきそうだし…笑)

いわゆる「深淵を覗くとき深淵もまたこちらを覗いている=怪物を恐れるあまりに自らが怪物となる」っやつをやりたいんだろうけど、女キャラの活躍っぷりに比べて男キャラの活躍がイマイチな上に、男たちの顛末にも消化不良感が残りまくり!
(ソンジェくんのキャラも自身の家族の件で闇設定とかあれば良かったのに…)

謎解きに終始するだけじゃなくて、ムン・グニョンとソンジェくんとオン・ジュワンの三角関係&それぞれのバディ展開で事件解決(だけど恋は未解決)……ってのを見たかったかな。

結論として、「ムン・グニョンは相変わらずホラーとの相性が抜群」なのと、「ソンジェくんは普通の人を演じるよりも非日常系(ちょっとハズレてる系)キャラの方が似合う」ってことと、「チャン・ヒジンは常に不幸」なことがとてもよくわかりました。
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