にゃん

時をかけるバンドのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

時をかけるバンド(2020年製作のドラマ)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

亮の"病気も治り、有希がバンドを辞めることも阻止できた"というダブルのハッピー展開がすごく素敵だった。
相変わらず三浦翔平はイケメンだし白石聖は可愛い。

自分のせいで夢を諦めるしかなかった妻・有希の為に、自分と結婚しない世界線を作ろうと奮闘する亮が、良かった。
有希に説明する際に"価値観の不一致でキミを傷つけてしまうから、結婚しないように、キミに別れを言う為に過去へ来た"という隠し方が素敵だった。


ストーリー内容(途中から)↓
7
オーディション終了後、「和泉誠一」に告白された「江花有希」。「加藤汐里」と「村上瞳子」はそれを目撃、誠一に想いを寄せていた瞳子は絶叫して走り去り、汐里もそれを追いかける。一方「亮」は何故か、誠一のバンドのメンバー、「瀧寛人」「椿あおい」と一緒に飲み、そのまま瀧と、瀧の家で飲み直すことになる。瀧はバンドを脱退して医者になることも考えていると亮に話す。亮は瀧に両立できると太鼓判を押すが、瀧は本気にしない。瀧は亮の体に異変が見え始めたことに気づくが、亮に他の人には黙っているよう口止めされる。誠一の告白で、有希と瞳子の間はギクシャクしていた。そんな中、社長の「柳下雄一」から電話があり、「ちゃあはん」のメジャーデビューが決定したことを告げられる。喜び合う3人。ところが数日後事務所に行ってみると、デビュー曲は、オリジナルではなく、知らない人の作った楽曲(『77番』)だということがわかる。納得いかない3人だが、有希は『77番』の歌詞に何か引っかかりを覚え、いつか自分が公園で泣いている時に高校生がギターで弾き語ってくれたものだと気づく。

9
77番の曲を作った少年が若かりし「亮」だということに気づいた「江花有希」。家に帰ってきた有希は、「加藤汐里」と「村上瞳子」に促され、プロデューサーを辞めようとしている「未来から来た亮」に会いに行く。亮は有希に「僕のプロデューサーとしての役目はもう終わった」と告げる。引き留める有希だが、亮は「僕はもう3人には必要ない」と言い、さらに「僕が未来からやってきたのには、もう一つ理由がある」と告げる。その理由とは「君と別れるため」だった。亮は「デビューおめでとう。君たちは最高のバンドになれるよ」と言い残し、有希の前から去っていく。亮から別れを告げられた有希は意気消沈していた。練習で力が入りすぎ、一人先走ってしまう有希。汐里と瞳子に心配された有希はすべてを打ち明ける。デビュー曲を作った少年が亮で、亮は有希の未来の夫であったこと、亮との未来が上手くいかず別れを告げられたこと。練習を終えた三人が見上げる空の色に異変が見られる。なんと小惑星が最も接近するという珍しい現象が起こるのだ。そして亮の体も限界に近づく。

10
「ちゃあはん」の3人「江花有希」「加藤汐里」「村上瞳子」と別れた「亮」は、久しぶりにラーメン屋「さつまっ子」を訪れる。そこで「村上正」と「村上芳江」から、最近「ちゃあはん」の調子がおかしいという話を聞く。練習音源を聴いた亮は、「ちゃあはん」のレッスンスタジオへと向かう。突然の亮の来訪に驚く3人。亮は有希、汐里、瞳子それぞれに熱心に叱咤する。亮の思いに心打たれる有希、そして汐里、瞳子。有希は、少年の亮に会いに行き、必ず「pray」で成功して見せると約束。デビューに向けて順調に進んでいく3人。そんな中、空の色はますます変化していく。亮が未来へ帰る日が着実に近づいてきていた。「ちゃあはん」は、亮をワンマンライブに招待する。そして成長した姿を見届けた亮は未来へ戻るのだった。

目が覚めたのは病院のベッドだったが、繋がれていたはずのチューブがない。
隣には退院の準備を進める有希の姿。瀧が治療法を確立して無事治ったらしい。有希もバンドをやめていなかった。
亮は自分の看病のせいでバンドを辞めることになってしまった有希の未来も、死にゆく自分の未来も変えて、また再び一緒に夫婦として歩んでいける未来を手に入れることが出来たのだった。
にゃん

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