まごー

ペペロンチーノのまごーのレビュー・感想・評価

ペペロンチーノ(2021年製作のドラマ)
5.0
「今日は震災の打ち上げパーティーをしないか?」
追悼式の日、女川の海沿いのレストラン『パラディーゾ』に招待された人々。
彼らに店主(草彅剛)は提案する。
しかし、集まったメンバーはお互い知らない人たち。
なぜ10年目の今日、私たちは集められたのだろうか。

そんな疑問をよそに語られる店主の震災から今日までの人生。
絶望に打ちひしがれていた彼が、
今ここ海沿いのレストランで笑顔でいれる。
美味しい料理が作れる。食べられる。

巧い。
このドラマはミステリーの謎ときのようで、すごく面白い。
後半は泣ける。
このエンターテインメント性の高さたまんないよ。
巧いよ。
でも、まだまだ底のない絶望も、まったく癒えてない傷も。
そのまま入ってきてしまうような、
なんだか、すごく良いドラマでした。
まごー

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