ソンキュウ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのソンキュウのレビュー・感想・評価

4.1
マルチバース、パラレルワールド、別の世界の別の人生、分岐点などSF好きにはたまらない設定でさらにマトリックスやジャッキーチェンやジェットリー映画ど真ん中世代の自分にとってはめちゃくちゃツボだったし、村上春樹の世界の終わりとハードボイルドーーーも何故か思い出した。
マルチバース(ほぼトリップと憑依)の視覚表現や見せ方、アクションと演出も上手かったし並行世界の人間のドラマ性を極力抑えていて、一つの世界1人の人間にフォーカスしていたので見やすかた。
並行世界からもう1人の自分が来るとか、その世界に行って関わりを持つみたいなのはマルチバース系映画ではよく観るけど、関わりは精神で繋がったりちょっと影響ある程度で能力を借りたりみたいな設定が新しくて編集もめちゃくちゃ上手いのでテネットとかマトリックスとかわりとこんがらがるけどそんな事はなかった。
B級映画やミニシアター系の世界感やコメディシーンもスイスアーミーマンよろしくで直接的でアホらしくてまさかの感動も同居してるところが一本の映画として綺麗にまとまってた。
娘役が渡辺直美味あってオモロかった、音も良かったし映画館もイイけど家でもう一回観てバカ笑いしたい!
ソンキュウ

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