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バビ・ヤールのごーのレビュー・感想・評価

バビ・ヤール(2021年製作の映画)
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早稲田松竹のセルゲイ・ロズニツァ監督特集にて、「新生ロシア1991」との二本立て。

第二次世界大戦時、ナチスドイツに占領されたキエフの中心地各所で爆発が起きる。実際には占領前にソ連秘密警察が設置していた爆弾を遠隔操作で爆発させたものだっだが、統治するドイツ軍はユダヤ人に目をつけ、すべてのユダヤ人に出頭を命じる布告を出す。バビ・ヤール渓谷に連れて行かれたユダヤ人達は銃殺された。

数年後、ナチスドイツはキエフ撤退前に殺戮を隠蔽するため囚人を使って遺体を掘り出し焼却する。

戦後、裁判が行われ、数少ない生存者によって証言が行われる。
虐殺に関与した者は死刑となり、広場に集まった大勢の群衆の前で執行される。

ソ連・ウクライナとなってから、ウクライナ政府は峡谷を産業廃棄物の埋立場とする。

銃殺や絞殺刑など、衝撃的なシーンが映されている。
改めてホロコースト、戦争犯罪の残虐性を見せつけられた。
法によって裁き、罪を償わせることが重要。やったもの勝ちの世の中にしてはいけない。
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