Paula

胸騒ぎのPaulaのレビュー・感想・評価

胸騒ぎ(2022年製作の映画)
2.0
     
   『ファニーゲーム』の世界へようこそ?

アメリカではリメイク版『Speak No Evil』が2024年9月には公開される予定という事で...  つまらない情報を失礼しやした。

むかし、昔。南の島にいた時、知り合いのタイ女性が、こんなことを言っていた。「あたしの国では、野菜が鮮やかで評判のレストランがあったの。でもね、その店、警察に捕まっちゃったの。」どうしてと聞くと彼女は「その店って、出てくる料理の野菜があまりにも青々していたから、調べてみたら、な・な・なんと❕...」
どんな映画でも塩梅があるけど少しやりすぎると映画製作者の "あざとさ" が先に立ってしまうし、辻褄と理屈に見る側としたら、どうでもよくなる。

タバーンでは聞いたことはないけどイギリス人に言わせると割り勘とくれば、 "split the bill" ≒ Dutch treat とシニカルに言うらしい。
何故デンマーク人である監督が、ドイツンだおらんだの事を底意地の悪い悪の権化のように描くのかは知らないけれども、以前日本代表監督が選手から頭を叩かれた時と同じってか?
 

この映画の特徴としては...
最初はごく平凡な家族旅行を描いていたものが、話が進むにつれ顕著でお互いが相いれない環境であったり、双極性という精神世界や子供を愛する親とチャイルド・アビューズをする家庭...etc. そのノーマルとアブノーマルの気質の二極性や二面性をあるファクターがそれを繋げるようにして見ている側に分かり易くインパクトを与える構成をもって映画製作者は作り上げている。

映画とはあまり関係ありませんけど... 何か?
海外で暮らすという事は、同じ日本人でも(実際に車のことで騙されたアホなあ・た・し (*´ε`*)チュッ )相手を信じていいのか?そうでないのか?その事を知ったのが、同じ南の島で華人の特徴的なある出来事... 地方都市の中華レストラン、たぶんシンガポーリアンが経営者で近くに土産物屋で働くマレーシアンの夫婦が友達のように接していたけど実際のところレストランのオーナーは夫婦の事を前職の職場まで行って素行調査をしていた。同じマンダリンを話していたのに   でもこの映画では
共通語としての英語の存在があり、他の国の人たちには知られたくなければ自国の言葉を話すというアリキタリないやらしさのファクターが目立つ。でもそこがこの映画の肝かもしれない。

"The road to hell is paved with
good intentions"
意味不明な受動的なラストの表現は古くからあることわざのようにあたしは、思っているけど他の人はどうも違うらしいので、わずらわしさもあり失礼しやす。
Paula

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