Jun潤

ぼくらのよあけのJun潤のレビュー・感想・評価

ぼくらのよあけ(2022年製作の映画)
3.4
2022.11.08

予告を見て気になった案件。
相変わらず勢いが止まらないテレビシリーズ無し劇場アニメ作品。
最近はアレか?団地とSFがトレンドか?
申し訳ないけど既視感強めな予告編で少々時期を外してる感が強めですが、アニメ好きとしては見逃すことはできない。

2049年、宇宙開発の恩恵を受け社会的に人工知能搭載ロボット「オートボット」が普及した時代。
取り壊し予定の団地で暮らす小学生の悠真は、口うるさいオートボットのナナコに辟易としていた。
そんなある日、突然ナナコが謎のAIに乗っ取られる。
AIの正体は、地球から遠く離れた惑星「虹の根」からやってきた宇宙船「二月の黎明号」だった。
“彼”は27年前に彗星として観測されたが、トラブルによって地球に不時着し、帰ることができなくなっていた。
悠真は、友人の真悟と銀、宇宙船のコアを持つ少女・花香と共に宇宙船を空へ飛ばす作戦を実行する。
少年少女たちが少し不思議な体験をするひと夏が始まるー。

団地である意味あったか??
んー、設定やツッコミどころのないSF考証については概ね満足でしたが、そっちに引っ張られすぎてキャラクターを活かせていなかった印象。
特にそれぞれに家族内や学校内、理想と現実のギャップなどがあって、互いに良い影響を与え合えそうなキャラクター達だっただけに、もう少しキャラの動きで話を動かして欲しかったところ。

そのSF考証についても、悠真の父たちが約束を忘れていないのに実行しなかった理由と27年周期の彗星をリンクさせるなど、裏設定としてはあったかもしれませんが、作中で明言して欲しかったところ。

2049年という時代についても、AIが普及するのはなんとなく分かるものの、その他の人間の価値観やデバイスの進化にロマンが足りなかったなーという印象。
てか2049年のいじめ怖っ。

あと一つ言うとすれば、これもキャラに関することですが、わこすけクズすぎんか……?
小学生というのを加味しても、もう少し改心や成長が描かれないと溜飲は下がらないなぁ。

杉咲花声優上手すぎィ!
Jun潤

Jun潤