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インランド・エンパイアのMaのレビュー・感想・評価

インランド・エンパイア(2006年製作の映画)
4.0
2024年:32本目
202404:4本目

・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆★
・雰囲気: :☆☆☆☆★
・個人的好み: :☆☆☆☆★

「マルホランドドライブ」や「ロストハイウェイ」よりもかなり難解なリンチ作品。

異なる5つの世界が多重構造で描かれており、視聴者は混乱する。
断片的なシーンの連続で、しかもシーンの切り替えがシームレスに行われるため置いてけぼりを喰らう。

ラストまで視聴すると、作品のテーマは理解できるのですがそこに至るまで3時間不条理が続きます。
一度観ただけでは到底理解できない作品。いつも通り不思議な世界を堪能できました。

「マルホランドドライブ」もそうですが、本作でも映画の世界を描いておりリンチ自身が関わる業界をテーマとしています。

キャストは当日まで脚本を渡されず、当日に監督から脚本を連携されたそう。
人間の深層心理や無意識などを映像化する手法は唯一無二。ただ、ちょっと難解過ぎます。
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