またたび

ミセス・ハリス、パリへ行くのまたたびのレビュー・感想・評価

4.5
とてもとても素晴らしい映画でした😭😭


1950年代のゴミだらけのパリ。
クリスチャン・ディオールの経営があれ程厳しいものだったとは…。

採寸から始まり全て手縫いのオートクチュール。
ごく一部の特権階級の人々のためだけに作られる一点物。
いくら高額でも量産は出来ず、支払いも完成時まで1円もなし。
その為工房は火の車状態なんですね…。

当時の500ポンド…ちょっと調べたら大体200〜250万円と言ったところでしょうか…。
豪華なイブニングドレスだと天井知らずだそうで…💦
そんな超高級メゾンの内側をほんの少しだけ垣間見た様な感じも興味深かったです。

同じ労働者としての立場からか、支配人以外の人達がとても好意的だったのが意外でした。
見ず知らずの人をいきなり泊める、と言うのもちょっと出来過ぎか…?
でもその好意が結果的に自分に返って来たりする…。
優しさが循環?して行く様な世界に心温まる思いです😢



ラッキーも重なったけれど、自分の力でこつこつ働いて貯めたお金で買うオートクチュールドレスの価値はいかばかりか……。

そのドレスがあんな事に。

大人のファンタジーだけど、正に七転び八起き。
侯爵との関係もロマンティックかと思いきや、、、。


主人公のMrs.ハリスが本当にチャーミング♥️
優しさだけでなく人を奮い立たせる力も持ったホントに素敵なマダムです。
夢で終わらせないあの行動力。
見習いたいなぁ……💦



見終えた時に幸せになれる作品はやっぱり良いものです😄
またいつか見返したい大切な作品が一つ増えました。
花丸お薦め(特に同年代の女性に♥️)です\(^o^)/
またたび

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