オーウェン

ウエスト・サイド物語のオーウェンのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
4.5
冒頭の俯瞰映像から一変してバスケットコートへと場所を写す。
するとそこには若者が佇み指を鳴らして、踊りながら街中へいくジェット団が。
さらには対立するシャーク団と踊りながら縄張り争いを演じる。

このシークエンスで状況説明はすべてされる。
その中で二組のそれぞれの男女が「ロミオとジュリエット」を演じることになる。
なので結果は自ずと見えている。

それでもやはりこの映画の主役は歌と踊りに尽きる。
華麗な集団でのダンスに、個人のパフォーマンスが絡むことで、素晴らしいミュージカルが出来上がる。

特にシャーク団の首領を演じるジョージ・チャキリスが印象に残る。
これに比べると恋愛パートを演じる二人の部分は取ってつけたかのようにも感じてしまう。

だがそれでもミュージカルとして外すことの出来ない名作といえる。
オーウェン

オーウェン