1923年9月6日
千葉県東葛飾郡福田村の利根川で
香川県から来た被差別部落の
薬の行商人15名が自警団に襲われ
幼児や妊婦を含む10名が殺された
福田村事件を映画
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9月1日に関東大震災が起こり
火災や混乱が広がりパニック状態の中
「朝鮮人が井戸に毒薬を投げた」
「朝鮮人が武器を持って襲ってくる」と
デマが広がっていたのが事の発端。
聞いた事のない香川の方言を話す彼らの事を
朝鮮人だと思ったようです……
自警団員8名が有罪判決を受けるも
昭和天皇即位により恩赦として釈放。
彼らには村から見舞金が支払われた。
犠牲者には謝罪も賠償もないのに！！！
この事件は闇に葬られおり
100年経ってやっと公式の場で市長が
追悼の意を表しました。
⬆️ これが福田村事件の全容です。
本作はその事件をエンタメに振り切って
映像化している気がします。
朝鮮に住んでいた夫婦
新聞記者
村人
行商人
視点を変えてすすむこの話。
誰に感情移入するかによって
見方も感じ方も変わってきます。
「15円50銭と言ってみろ」
「朝鮮人はがぎぐげごが言えない」
そうか、そんなことで判断するのか…
冷静に考えればしょーもない噂なのに
パニック状態だと信じてしまうのかな？
ネットでの炎上もこんな感じよね。
きっと誰かのせいにしないと不安なのだろう
ほんっとバカしかおらん
そしてどんなときでも
強いのは女なんですよね……
旦那が戦争に行ってる間に
他の男と関係を持ったり
豆腐のシーンは怖くて震えたし
最初に手を出したのも女……
「日本人やから手出したらあかん！！！」
・・・じゃないんだよなぁ
日本人か朝鮮人か。問題はそこやなく
「朝鮮人なら殺してもええんか？」
なんだよな…
助けを乞う彼らを
オノや竹を削った棒で刺し殺すシーンは
見ていられなかった。
ワイヤーで縛られ震えながら口上を述べ
なんでこうなったんだと泣く彼ら……
自警団のあいつも町長も
とりあえず自害したらどうや？？？？
記事にせんといてくれ、じゃないねん。
見終わったあとも胸糞悪さが消えず
片っ端からこの事件のことを調べた。
この事件の記事だって
誰が書いてるのか分からない。
どれが真実なのか、誰が悪いのかは
その場にいなかった私が
判断してはいけないことだと思う
自分が見て聞いたことだけを信じよう
周り流され多数決が正義なのではなく。
集団心理に負けちゃいけない。
流されそうになったらこの事件を思い出そう
