メタ壱

ウィッシュのメタ壱のレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
4.1
魔法を使える王が統べる平和な国・ロサス。
王は国民から“願い”を預かり、それを叶え民を幸せにする事を約束していた。
しかし王が本当は“願い”を支配しようとしている事に気づいた少女・アーシャは空からやってきたスターたちと共に王から皆の“願い”を取り返そうとする…というお話し。

これまで“夢”や“願い”を描いてきたディズニーそのものを物語りとして形にしたような、100周年に相応しい作品でした!

これまで沢山のディズニー作品の、何かを叶えたり成し遂げようとしたりする主人公たちの姿に感動してきました。

そんなディズニー作品の本質をメインテーマに据えた温かくもアツいお話し。

だけど、“夢”や“願い”を描いてきたのはなにもディズニー作品だけではなく、世の中にある物語りの多くにはそんなメッセージが込められているように思います。

そんな星の数ほどもある物語りの中から、自分にとってこれだ!と感じる心震わされる作品に出会う事があります。
そしてその作品に人生を変えられたり、その作品が人生のバイブルになる事があります。

そんな物語りこそが自分にとっての“スター”なのかも。

物語りは所詮作り話。

だけどそんな作り話しを人々が求めるのは、そこに作り話しだからこそ描ける形のない人々の“夢”や“願い”を見出すができるからなのだと思います。

“夢”や“願い”こそがその人を形作る核。

それは叶える事がとても難しいものかもしれないし、結局は叶わないものかもしれません。

だけど、それを持ち続ける事だけはやめたくないと思います。
メタ壱

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