将軍プルナは外から見ると極めて理知的で穏やかな紳士に見えるが
激昂すると軍人的な野蛮な一面も垣間見える。
権力を誇示しがちな欧米的な独裁者というよりはアジア的な独裁者。
映画内ではそこまではっきりと描画していなかったがラキブは将軍から
日常的に性被害を受けていたのだろうか?将軍のラキブを見る目は性的な何かなのは間違いなさそう。
ラキブがポスターを壊した青年を車で連れて行く際に
足元の石を拾わせる描画があったが、あれは弱い立場のものへの権力の誇示?
それとも性的な意味合いを含んでいるのか?どちらなんだろうと考えてしまった。
将軍プルナからラキブに脈々と受け継がれていく権力の描画がなんとも深い。