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沈黙の自叙伝/自叙伝のはむのレビュー・感想・評価

沈黙の自叙伝/自叙伝(2022年製作の映画)
4.4
支配する男と支配される男、二人の間に流れる空気に息が詰まる。
支配される側の若者の純粋さ、傲慢と焦燥からの絶望、怒り…その感情のグラデーション、それと共鳴するかのような映像のざらついた質感、どれをとっても好みでした。
マクバル・ムバラク監督、大ファンになってしまった!


支配する側の“将軍”と呼ばれる男が若者の心を絡めとり縛っていくシーンはゾワゾワと居心地が悪く本当に恐ろしかった。この相手を意のままにしようとする感じに、種類は異なるけどキラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのデ・ニーロとディカプリオを思い出しました。
演じた二人の俳優さんがめちゃくちゃ素晴らしかったです。
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