鷺宮テラス

怪物の鷺宮テラスのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

やー、ほとんどの会話が成立してなくて交渉にならない。(自分も酷い方だけど)人の言葉のやり取りは退化していくかもという不安、ソワソワした。

中村獅童パパの振る舞いや古びた御手洗の学校など見るとやはり環境は大事じゃんと思うわけで子どもにはどうかNormalであって欲しいし無事に思春期を乗り越えてと願ってしまうのです。

トロンボーンとホルンは移調楽器でもそれぞれ楽譜の書き方は異なるので今の社会を表すにふさわしい楽器だと思った。実音楽器のピアノをじっくりと一音一音堪能させてくれてるので際立つ。

誰もが(持ち前のカードで戦いながら)「自分」として生きていくだけでなく社会的存在でもあるということは他者の幸せも願うことなんだなって。

エンドロールはト長調の曲で聴かせて、お願い!と流れる前に祈った。小学生が一番多く弾く調だから。


========
周りの人に語りたいから本作を観てくれと何度も言われ(こちとら観たい映画いくつも抱えてるんだと思いながら、まずはスラムダンク...→子の風邪で結局行けず....)、本日行ってまいりました。薦められた理由はわかった。(映画がそんなに趣味ではない方々もよかったよとオススメされるので)映画の持つ力をまた知れたかな。友よ、語りましょう、議論しましょう。
========
鷺宮テラス

鷺宮テラス