テッサロニキ映画祭にて。
アカデミー賞国際長編映画チュニジア代表。
いちぢく農園で働く女性たちの姿。収穫の1日を描いているようだ。
さまざまな年齢の労働者、収穫作業の合間のつかの間の時間の他愛のない会話や、おそらく数日一緒に働き恋心が芽生えたりするのは、穏やかな日常のようで良かった。
でも結婚観や恋愛観に保守的な思考が見え隠れするし、女性不遇も感じる。
若い女性たちは権力により抑圧され自由な機会はないように見えるが、それでも受け入れていかなければならない環境。彼女たちは団結して前向きで強かったし、映像的には爽やかに終わるが、根本的な問題は残ったままだった。